2025年02月16日
華道とフラワーアレンジメントの勝手の違い
学生の頃 華道をやっていて大人になってからも習っていたのですが・・・
お花も好きだしフラワーアレンジメントをやってみたら
何か 勝手が違い どうもうまくいかない
華道とフラワーアレンジメントは生け方もだいぶ違うのですね
軽くショックを受けてしまいました
上手にアレンジしてみたいですが、うまくなりますかね?
ご質問ありがとうございます
私も最初に華道を学び 20代の前半からフラワーアレンジメントを学びました
同じ花を生けるのにこんなにも違うのか~と思うほどの経験が
私にもあります
華道は枝もの・メインの花・根〆と言われる構成で花を選ぶ場合が多いです
初歩的には水を張った水盤に「剣山」というものに花を挿すということから始まります
その後、立ち生け・お生花(しょうか)・投げ入れ・自由花など
宗派により名称も違うかと思いますがグレードアップしていきます
フラワーアレンジメントも枝ものを使わないわけではありません
さて・・・
私が初めてフラワーアレンジメントを東京のフラワーデザイナーに学びに行った時
その前にかなり本でスタイルなどを勉強したつもりでした~が
フラワーアレンジメントで使う花を挿す「給水スポンジ」と
「剣山」があまりにも勝手が違う!
一言でいうと
剣山は上からしかお花が挿せない
なのに
スポンジは上・左右・前後
あらゆる角度からお花が挿せるんです
だから器に対してこんもりと溢れんばかりのお花が生けられる
華道は茎元を〆るのに
フラワーアレンジメントはスポンジの全面を使って
均等に花を挿して広げる
という
大きな違いがあります
又 生活習慣によって違う歩みを遂げたと思います
日本で確立された華道は
主に床の間の前に飾るイメージがあるように
背後は見えなくても良いという場が多い
方や 諸外国は・・・
食卓のセンターに飾る
あらゆる場所に座っている方から綺麗に見えるように生ける
飾り方・飾る場所の違いによって生け方も必要とされるものも
「剣山」と「スポンジ」のように
違っているのだと思います
特に華道を長くやっていた方ほど
「華道の癖が抜けない」
「華道の手が抜けない」
「華道のイメージから抜け出せない」のだと思います
でも・・・
華道を長くやっていたことで
スポンジへの挿し方を覚えて
感覚をつかんでしまえば
上達は早いと思います

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スポンジのあらゆる方向からお花を分けながら生けると
丸くボリュームのあるアレンジメントが出来上がります
当店でも「花屋のお花塾」で
フラワーアレンジメント教室をやっていますので
月に1度ほど始めてみませんか
1回完結ですのでお気軽に始められます
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あきつフルールより